トルマリンの中でも希少な種類

(未評価です。)
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トルマリンとは?

トルマリンとは、ケイ酸塩鉱物のひとつではありますが、組成は主要な成分だけでも「(Na,Ca)(Mg,Fe)3Al6(BO3)3(Si6O18)(OH)4 」と多く複雑な鉱物です。この成分をベースにに様々なものが入るので、色合いのバリエーションが生まれます。例えば、マンガンを含むトルマリンは赤からピンク色、鉄とチタンを含むものは黄色から黄褐色です。これらは電荷移動によって着色しています。二価の鉄と三価の鉄を含んでいるときにも、電荷移動が起こって、青い色のトルマリンになります。また、クロムあるいは二価の鉄を含んでいるものは緑色になります。このようなことから、日本では電気石とも言われています。

特に希少なトルマリン

トルマリンは、何色かをはっきりいえないような色のものも多く見られ、赤、青、緑といった単純な色で判断しづらいくらいの多彩な色の石があります。
そのトルマリンの中でも通常の物と違い希少性が高く高額で取引されるものがあります。

パライバトルマリン

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銅とマンガンの偶然の起因により
生まれる特別な彩

トルマリンの中でも一番貴重だとされているパライバトルマリン。
パライバトルマリンは銅成分を大量に含んでおり、産地はブラジルの狭い地域(パライバ州とその近郊)のみになります。
その供給量は年々に減少を続けており、1ct単位の価格では最も高い宝石となっています。

インデイゴライトトルマリン

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インディゴライトは
銅含有が起因による青発色ではない

インディゴライトトルマリンは、ブルートルマリンの一種です。その中でもブルーとグリーンの絶妙なバランスがある物をこう呼びます。深い藍色のインディゴトルマリンは特に産出量が少ないので希少とされています。

ルベライト

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ピンクトルマリンの中でも
特に赤みの強いもの

トルマリンの中で、赤く美しい色のものを、「ルベライト」と呼んでいます。マンガンを含有することで赤く発色します。ルビーと同じく、ピジョンブラッドと呼ばれる色味のものや、クランベリー色のものが高級とされ、ルビーと間違われることもありました。

カナリートルマリン

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マンガンを多く含む
黄色発色の強いエルバイト

カナリートルマリンはマンガンを多量に含有するエルバイトにより黄色に見えます。原石そのものは淡褐色をしていますが500℃~600℃で2時間程度の低温加熱を施すことによって鮮やかな色合いのカナリートルマリンになります。

まとめ

今回は、トルマリンの中で、希少なものをご紹介してきました。いかがでしたか?無い色はない、といわれているトルマリンですが今回ご紹介したものがとりわけ希少だとされています。希少なトルマリンを持つことも、自分の好きな色のトルマリンを探すのもよさそうですね。ぜひ、お気にいりのトルマリンを探してみてくださいね。

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