真珠の中でもアコヤ真珠は、日本の四季が影響をあたえ創り出すため、世界中で人気の真珠の種類となっています。そんなアコヤ真珠には、あまり知られていないかもしれませんが、さまざまな『グレード』があるのです。
今回は、そんなアコヤ真珠の『グレード』にフォーカスしてご紹介します。ぜひ、こちらを読んで「アコヤ真珠マスター」になってくださいね!
アコヤ真珠って?
日本国内で養殖された「アコヤ真珠」は「和珠真珠」と呼ばれ、キメ細やかな真珠層が特徴で、美しい輝きを持ち、最高級品の真珠であると世界的にも評価が高いです。「アコヤ真珠」は、最もポピュラーな真珠で、大きさは直径5~7mmが中心です。淡いピンクを感じさせる色合いから気品が漂っています。
花珠、オーロラ花珠って?
真珠科学研究所でアコヤ真珠(ホワイト系)の最高品質の範ちゅうと認められた真珠に与えられる特別呼称を「オーロラ花珠」といいます。従来「花珠」という呼称で親しまれ、真珠科学研究所でも長らくその呼称を用いてきましたが、現在ではすべて「オーロラ花珠」で統一されているそうです。
真珠科学研究所での「オーロラ花珠」の定義は以下の通りと定められているそうです。
「オーロラ花珠」の定義
- 6ミリ以上のホワイト系アコヤ真珠に適用します。
- まきは0.4ミリ以上とします。
- かたちはセミラウンドまで許容範囲とします。
- きず(面)は真珠科学研究所基準でチェックします。
- テリを最重視し、輝きと干渉色の両面を真珠科学研究所基準でチェックします。
オーロラ花珠以外にもオーロラ〇〇がある?!
「花珠」という呼称は伝統的に、白色系のアコヤ真珠に与えられる呼び名です。したがって、「オーロラ花珠」以外にも、真珠の種類別にそれぞれの特別呼称が定められています。非常に細やかなグレーティングがされているので、詳しくは以下を参照してみてください。
まとめ
今回は、アコヤ真珠の特別呼称についてご紹介してきました。いかがでしたか?
日本で養殖している真珠のほとんどが、このアコヤ真珠だという事は聞いたことがあったと思いますが、ここまで細かなグレーティングがあるとは驚きですね。日本での真珠の歴史は「MIKIMOTO」の創業者『御木本幸吉』が「世界中の女性を真珠で飾りたい」と、世界で初めて真珠の養殖に成功したことから始まります。そこから長い年月をかけて今の美しい真珠が出来上がったのです。世界でも高い評価を受けている日本の「真珠」は是非、ひとつは手に入れたいですね。