ルビーだけじゃない!「赤い宝石」ジェムまとめ

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皆さんは「赤色の宝石って?」と聞かれるとどのような宝石を思い浮かべるでしょうか?宝石にあまり詳しくない方でも、多くの方は宝石の女王とも呼ばれるルビーをイメージするのだと思います。しかし、近年ではルビー以外にも高い人気を誇る赤い宝石が登場しており、レッドベリルなどはルビーに勝るとも劣らない美しさで、価格も高騰しています。最近では、インターネットも普及して、昔よりも情報の取得に困りませんし、パソコンやスマホさえあれば、自分好みのジュエリーを簡単に探せる時代になっています。このような状況の変化もあり、今まではなかなか知名度が上がらなったいろいろな宝石が注目されるようになっているのです。
そこで今回は、ルビー以外にも知っておいてほしい赤色の宝石をご紹介します!

赤いエメラルドとも呼ばれるレッドベリル

12R719-0_00レッドベリルは、エメラルドやアクアマリン、モルガナイト等の親戚と言えるような宝石で、ルビーとは異なり、ネオン系の明るい赤色が特徴です。エメラルドはルビーと同じくらい知名度が高い宝石で、誰でも一度は名前を聞いたことがあると思います。エメラルドに関しては、美しいグリーンの宝石ですが、このレッドベリルは、結晶の成長過程においてマンガンが混ざることによって赤色を発色すると言われています。
レッドベリルは、エメラルド同様にインクルージョンが多いことが特徴で、そのインクルージョンのせいでカットが非常に難しく、カットの際に割れてしまうことも多いと言われています。また、産出するレッドベリルも小粒な物がほとんどで、0.5ct以上の物ですら非常に珍しく、1ct以上のものとなると奇跡のような可能性でしか産出しないと言われます。

パイロープガーネット

120R571-0_00次はギリシャ語の『炎』が名前の由来となっているパイロープガーネットです。この宝石は、本当に美しい『真紅』を持っており、赤い宝石は数多くあれど、ここまで強烈で美しい赤色を持つものはパイロープガーネット以外にないのではないでしょうか。ガーネットの中では、デマントイドガーネットや茶色がかった暗赤色を持ったアルマンディン・ガーネットが有名ですが、赤色の宝石を探している方にはこのパイロープガーネットが非常にオススメです。

レッドスピネル

149R49-0_00スピネルは、その美しい赤色から、長きにわたってルビーと誤認されていたという歴史がある宝石です。ちなみに、イギリスの王冠にあしらわれている「ブラックプリンスルビー」は、この勘違い通り、実はスピネルだったというのは有名な話です。
これからもわかるように、ルビーにも全く劣らない美しい赤色を持っているのがスピネルです。さらにこのスピネルは、宝石の価値を決めると言われる3条件の「美しさ」、「硬さ」、「希少性」のすべてを兼ね備えた稀有な宝石として、近年高い人気を誇っています。なお、美しい高品質のスピネルは、ルビーの1/3程度の産出量しかないと言われており、天然・無処理でも美しさを持っていることから高い価値を持ちます。

まとめ

今回は、ルビー以外の美しい赤色を持った宝石についてご紹介してきました、宝石にあまり詳しくない方であれば、『赤色の宝石=ルビー』とのイメージが強く、それ以外の宝石にはあまり興味を持っていないという人も少なくありません。しかし、本稿でご紹介したように、ルビー以外にも美しい赤色を持った宝石が多数存在しており、その人の好みによっては、ルビーよりも気に入るということも珍しくありません。
赤色の宝石が好みという方は、是非上述したいろいろな宝石を見比べてみてはいかがでしょうか?

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