ミステリーセッティング…。聞いたことはあるけれど実際どういうものなのかはよくわかっていない。そんな方も多いのではないでしょうか?少なくとも私はそうでした。ミステリーセッティングのジュエリーという「出来上がった形」は知っているものの、どんな歴史があるの?どうやって作っているの?とわからないことが多いですよね。今回はそんな疑問を解決していきます。
ミステリーセッティングとは
ジュエリーとして宝石を留める時に、爪が全く見えないように留める方法をミステリーセッティングと言います。宝石の輝きを爪で遮ることなく、最大限に引き出せるのが特徴です。ミステリーセッティングと呼ばれている理由は、どのように宝石が留まっているのかわからない不思議さゆえ…。
18世紀のフランスでルビー、サファイヤのミステリーセッティングが開発されたのが始まりですが、この技術は大変難しいものなのでこれができる職人さんも少ないです。
ルビーやサファイヤで多く作られるということは、コランダムは比較的作りやすいのかもしれないですね。
ミステリーセッティングの技法
ミステリーセッティングは以下のように行われます。
格子状に作られた石座へ一つずつ石を置いていき、隣接する石がぴったりと合うようにカットしていく。さらに、パビリオン上にレーザーで溝を彫り格子状の枠へはめていく。
出典:宝石用語解説
ミステリーセッティングってこういうことなんです。って言われてもよくわからない…。
そんな私のような方のために!ミステリーセッティングを動画で解説しているものを発見しました。
これは、私でもよくわかりましたので是非ご覧ください。
これは、パリのヴァンドーム広場にあるメゾンのアトリエで働く「黄金の手(マンドール)」と呼ばれる宝飾エキスパートについての動画です。ロイック・プリジャン監督によって撮影され、 視聴者をヴァン クリーフ&アーペルの優れた作品の数々に命を吹き込むハイジュエリーの世界の舞台の裏側へと誘います。
ミステリー・セッティングは、ヴァン クリーフ&アーぺルで生み出された独自のテクニックでです。メゾンが1933年にこの優れた技術の特許を取得して以来、ブランドを象徴する技術であり続けています。
数分前に初めて「ミステリーセッティング」という言葉を聞いた私でも理解できました。
ミステリーセッティングのジュエリーはモナコ大公レーニエ3世とグレース・ケリーの婚約に贈られていたんです。
婚約時にこんな素敵なミステリーセッティングのジュエリーを贈られるなんて素敵ですね!
世界が注目したモナコ大公レーニエ3世とグレース・ケリーの婚約には、「ヴァン・クリーフ&アーペル」のダイヤモンドとパールのネックレスが贈られたことが当時話題になった。3つのパールのネックレスをダイヤモンドが1つに結ぶもので、ひじょうにエレガントなものであった。また、1967年にはイラン王妃、載冠式用のクラウンのオーダーを受け、4ポンドのパール、ルビー、ダイヤモンド、エメラルドで作られたクラウンは6ヶ月かけて制作されたという。出典:日本上陸40周年のヴァンクリ
いかがでしたか?ミステリーセッティングの歴史や職人さんの技などこれだけ、学んでくると実際に欲しいな、なんて思いますよね。
職人さんのことを思いながらミステリーセッティングのジュエリーを身に着けてみると、なんとなく背筋がすっと伸びる気がします。
ぜひ、お気に入りのミステリーセッティングのジュエリーを見つけてみてくださいね!