ロードクロサイトを購入すらならここをチェック

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薔薇色の人生を象徴するロードクロサイト

【薔薇色の宝石】と言われるロードクロサイト。最近では恋愛効果のあるパワーストーンとしても女性の間で大変な人気を誇っていますよね!
日本国内では、インカ帝国が繁栄していたと有名なアンデス山脈で発見された事より『インカローズ』という名称でも様々なショップで販売されています。『インカローズ』も正式名称はロードクロサイトですが、この石の品質はショップによって大きく異なることが多いです。また、最近の爆発的な人気から、他のパワーストーンに染色し、インカローズに見立てたものが販売されることも多いそうなので、この石に興味がある方は「インカローズに関する知識を付ける」事をお勧めします。
そこで今回は、ロードクロサイトを購入するときに知っておきたい「産地、色、特徴」等にピックアップします!

ロードクロサイトとは?
炭酸マンガンから成る鉱物の一種で菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)やインカローズとも呼ばれます。インカローズと呼ばれる所以は、この石を「かつての統治者の血が石になったもの」と信じていたため、しばしば「Rosa del Inca」、すなわち「インカのバラ」と呼称していたことだとされています。

様々な表示方法があるロードクロサイト

ロードクロサイト(インカローズ)は産地によって色味や品質が異なります。近年では「恋愛運を向上させる石」として爆発的人気が出ていますが、宝石店での取り扱い方法は下記の表示方法となっています。

★パワーストーンレベルのピースはアルゼンチン産のインカローズ

インカローズの由来は、原石をスライスした時に同心円状の縞模様がまるでバラのように見える事と、かつて「インカ帝国」が反映した場所で採掘されたためついたそうです。
アルゼンチンのカピジータス鉱山で採掘される鍾乳石状の鮮やかなラズベリーピンク色の物が高品質のパワーストーンとして人気があります。
最近では、「ロードクロサイト=インカローズ」という認識が定着していますが、本来はアルゼンチンのカピジータス鉱山から採れるロードクロサイトのみをインカローズと呼ぶことが正しいです。名前の「インカ」は「インカ帝国」からとっているので、例えば日本などで採掘された物に「インカ」とつくのはおかしいですよね。因みに海外で「インカローズ」と言っても通じない場合が多いそうなのでお気を付け下さい!

★透明度・彩・カット全てにおいて美しい宝石品質

アメリカコロラドスウィートホーム鉱山で採掘される「ロードクロサイト」は透明度が抜群で、鮮やかな赤色をしており非常に人気があります。アルゼンチン産等とは違い、蛍光味のあるチェリーレッドカラーで、「世界で最も美しいロードクロサイト」とも言われるほど、何とも言い難い美しさを持っています。
現在では、スウィートホーム鉱山が閉山になり、良質な物は市場に出回っているだけで、透明度の高い物は非常に高額で取引されます。

上の説明である程度品質の違いや表示方法が分かっていただけたと思いますが、単純に考える場合、ロードクロサイト(インカローズ)は「独特の白縞」がなく、透明度が高い物ほどグレードが高いと考えて頂ければ良いかと思います!

ロードクロサイトはどこで採れる?

ロードクロサイトは、銀鉱山などの低温度環境にある鉱物堆積層から他のマンガン含有鉱物とともによく採掘されます。
世界で最も美しいロードクロサイトが採掘されるのがコロラドのスィートホーム鉱山といわれています。コロラドでは2002年に州の石にロードクロサイトが指定されました。ちなみに大粒で比較的リーズナブルなピースはペルーから産出します。
下図を見て頂ければ一目でわかると思いますが、原石を見比べてみても同じ種類の宝石か疑わしいほどクオリティが違います。

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ロードクロサイトのチェックポイント

今回は、ロードクロサイトを購入する時に気を付けたいポイントをご紹介してきました。産地による色合いの違いや品質に大きな違いがあることが分かっていただけたのではないでしょうか?
ロードクロサイトは内包物が発生しやすいため、透明度の高いものはなかなか手に入りません。そのため『大粒で内包物がほとんど確認できないものは不純物の充填や染色をされている可能性』があります。なので購入時にそんなロードクロサイトを見かけたときは加工を疑う必要があります。
天然石のブレスレットであまりにもクリーンで真っ赤なものはパワー云々の前に人為的処理がなされていますので気をつけましょう。

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