光沢のある美しさが魅力!翡翠のお手入れ方法とは?

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今回は、日本人にも馴染み深い翡翠のお手入れについてご紹介します。美しいグリーンが特長の翡翠ですが、この宝石は「育つ宝石」とも呼ばれ、身につければつけるほどに美しく育っていくと言われます。特に、グリーンの宝石の中でも衝撃に強いという特徴があるため、普段使いの時でも安心して翡翠を楽しめるというのが大きなメリットと言えるでしょう。しかし、いくら育つ宝石や、衝撃に強いと言っても、何のお手入れもせずにいたら、せっかくの美しさがダメになってしまいます。
そこで今回は、翡翠をいつまでも美しく楽しむためのポイントをご紹介します。

翡翠のお手入れ方法について

hisui日本でも古くから愛されてきた翡翠ですが、この宝石は基本的に丈夫な宝石と言えます。普段行うお手入れとしては、使用後にセーム革などを利用した軽く汚れを拭き取るということをしておけば、十分です。
何らかの理由でひどく汚れてしまった場合には、中性洗剤を少量入れたぬるま湯に翡翠を入れて、毛の柔らかいコスメブラシなどで優しくこすりましょう。そうすれば汚れが落ちますので、後は、水洗いで洗剤をよく洗い流し乾燥すれば良いでしょう。
ちなみに、翡翠は丈夫な宝石に分類されるのですが、表面に傷がつきやすいという特徴がありますので超音波洗浄機を使ってお手入れするのはやめておきましょう。少し面倒かもしれませんが、小まめに拭いてあげるなど、丁寧にお手入れをしてあげることが翡翠の美しさを保つにはとても重要です。翡翠のバングルなどは非常に高い人気があり、四六時中身につけている人も多いですが、こういった使い方をしている人は入浴中に洗ってあげるなんてお手入れをすると楽かもしれませんね。
ちなみに、翡翠は使用せずに長期間ジュエリーボックスなどで保管している方が、表面が乾いてしまい劣化してしまう可能性があります。普段から頻繁に使用してあげるのが一番なのですが、あまり使う機会が無い…という場合には、放置するのではなく、時々表面に新鮮な油(オリーブオイルなど)を少量補ってあげるなどの対策をしましょう。そうすることで翡翠特有の光沢が長持ちします。

翡翠の注意点について

翡翠は、硬度的には水晶などよりも低いのですが、硬玉の場合は靭性が強く宝石の中でも割れにくい宝石と言えます。ただし、割れにくい宝石なのですが、表面に傷が入りやすい特徴を併せ持っていますので、高い場所から落としたり、身につけている時にぶつけたりするのには注意しましょう。
翡翠にひびが入ってしまうと、その部分にホコリなどが溜まりやすくなりますので、せっかくの光沢を台無しにしてしまいます。また、酸や有機溶剤などの化学物質には非常に弱く、触れてしまうと腐敗してしまう可能性があります。翡翠を保管する場合には、こういった点に注意して、他のジュエリーと擦れあわないよう、きちんと分けて保管することが大切です。
冒頭でご紹介したように、翡翠は色が育つ宝石とも言われており、使えば使うほど美しくなると言われます。そのため、翡翠を長時間つけっ放しにする人も多いのですが、きちんと毎日ホコリや汚れを拭き取らなければいけません。長く美しい状態を保ったまま使用したいのであれば、購入店などに持っていき定期的にプロにお手入れしてもらうのもオススメです。

まとめ

今回は、日本人にも馴染み深い翡翠のお手入れについてご紹介しました。本稿でご紹介したように、翡翠は身につけるのに十分な強度を持っており、さらに身につけるほどに美しく育っていくという特徴を持っています。

ちなみに、翡翠を購入したときには鑑定書などに「ワックス加工がされています」などと記載されていることがあるのですが、これはワックスで磨くと光沢が増すという性質があるからです。この性質があるため、身につけている時に人間の脂がワックスの代わりとなり、色が育っていくわけです。ただし、脂が翡翠について、そのまま放置したのではただ単に汚れが蓄積しているのと一緒ですので、きちんとホコリなどを落として、磨いてあげるなどのお手入れをするようにしましょう。

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